アマゴ調査
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源流域の動物たち
四万十川源流域の森林は戦後植栽されたスギ・ヒノキの人工林と、沢筋や尾根近くに残された天然林、さらにはかつて薪炭林として何代も萌芽更新を繰り返して現在は放置されている雑木林の2次林とで構成されている。

変化に富んだ地形と森林構成のため、ここを生息地、あるいは移動や休息場所に利用するムササビ・モモンガ・ヤマネ・アナグマ・アズマモグラ・シコクトガリネズミなど野生動物が多く、きわめて多様性に富んでいる。

しかし最近、人と野生動物との間にいくつかの問題も生じている。それはニホンジカによる林業と森林への影響、イノシシ・サルによる農作物被害、野生動物の交通事故(ロードキル)などである。

豊かな生態系が残るこの源流域でも、人と自然との付き合い方を見直さなければならない時期が来ているといえよう。
【モモンガ】
ムササビと同じ夜行性の空飛ぶリスの仲間で、80mほど滑空する。

前種より山奥に棲むがともに広葉樹の老大木のウロを棲家とし、樹木の芽・果実や枝をえさとしているため、広葉樹や天然林の伐採による生息地の分断と、個体数の減少が問題となっている。
(高知県の準絶滅危惧種)
【ニホンリス】
本州、四国、九州および淡路島に分布しているが、九州では近年確実な情報が途切れてる。平地から標高2000mを越える亜高山帯までの森林に棲む。日中に活動し、種子、果実、きのこ、昆虫などを食べ、春から秋に2〜6頭の子を生む。
ニホンリスは森林に依存して生活する動物だが、高知県では天然木の樹洞やエサとなる広葉樹が少なくなったことで、これらを利用する本種やムササビ・モモンガ・ヤマネ・ニホンリスの生息が危ぶまれている。(いずれも準絶滅危惧?NT種)

【ニホンノウサギ】
本州、四国、九州および周辺の島々に分布。平地から亜高山帯までの森林や草原にすんでいる。本州の東北部や日本海側の積雪地帯に棲むものは、冬になると耳の先端の黒い部分を残して全身が白くなるが、四国に棲むノウサギは一年中全身茶褐色で、耳の先端だけ黒色である。

春から秋にかけて何回か子を生む。人に飼われているカイウサギに比べて、体つきがほっそりしていて、速く走るために後ろ足が長い。
【キツネ】
昔から人里近くに住み、タヌキとともに昔話にもよく登場する馴染み深い動物で、北海道、本州、四国、九州に分布。四国では以前はあまりみられなかったが、最近情報が増えてきた。平地から標高2000mを越える亜高山帯までの森林や里山にすんでいる。
何でも食べる雑食性で、春先に4〜5頭の子を生み、オスとメスは協力して子育てをする。天狗高原では雪が降るとキツネの足跡がたくさん見られる。

【タヌキ】
北海道、本州、四国、九州および周辺の島々に分布し、平地から標高2000mを越える亜高山帯までの森林や里山にすむ。何でも食べる雑食性で、初夏に4〜5頭の子を生み、オスとメスは協力して子育てをする。
タヌキは決まった場所に糞をするので、たくさんのタヌキが糞をする場所には大きなため糞場ができ、これはタヌキ同士のコミュニケーションの場所といわれている。
また、最も交通事故に遭う動物である。特に秋から冬にかけては、独り立ちしたばかりの子どもが車に轢かれることが多い。
【コキクガシラコウモリ】
石灰岩地の地層の津野町には稲葉洞・長沢洞・旧宮洞(フルミヤドウ)、梼原町には蛇の穴などの洞窟がありキクガシラコウモリ・コキクガシラコウモリ・モモジロコウモリ・ユビナガコウモリなどのコウモリが棲息している。

また森林性のテングコウモリ・コテングコウモリも新たに発見され、合計7種のコウモリが棲息している。これらコウモリはすべて、夜に出動して昆虫類を食べている森には欠かせない仲間である。
*現在、2009年度の調査を実施中です。

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